【瑞穂町】必見!喜多川歌麿の「女織手業草」が、郷土資料館けやき館で展示されています。
喜多川歌麿の「女織手業草」は、江戸時代後期(寛政10〜12年頃、1798〜1800年頃)に制作された絵手本です。多摩地域(現在の八王子周辺)の女性向けに、養蚕と織物産業の技術を伝える目的で描かれました。 瑞穂町郷土資料館けやき館の常設展示室において、2025年5月24日時点では、「女織手業草」全12枚の揃いの内の10枚が展示されています。

写真提供:瑞穂町郷土資料館けやき館
養蚕は、八王子や横浜港を通じて生糸が海外に輸出される重要な産業でした。この絵手本では、養蚕道具、蚕の育て方、織物の技術について詳細に解説されています。また、地域経済を支える養蚕・織物産業の重要性も描かれています。

写真提供:瑞穂町郷土資料館けやき館
「女織手業草」は、当時の養蚕や織物の実際を知る貴重な資料であるとともに、女性の生活や文化を垣間見せる、文化的にも重要な作品です。養蚕作業に勤しむ女性たちの姿が、歌麿ならではの繊細な筆致で描かれています。

写真提供:瑞穂町郷土資料館けやき館

写真提供:瑞穂町郷土資料館けやき館
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