【羽村市】多摩川上流雨水幹線 記念碑:多摩のいのちと自然を守る、壮大な地下水路の物語がそこにある!

ヒノトントンZOO(羽村市動物公園)前に建つこの記念碑は、都市の安全と環境保全に貢献する重要なインフラ事業として、 土木学会賞を受賞した「多摩川上流雨水幹線の建設」を顕彰するものです。この雨水幹線は、東京都多摩地域の西部、特に青梅市、羽村市、福生市、あきる野市、瑞穂町、日の出町、奥多摩町の7市町を対象とした広域的な雨水排水を担う基幹施設として整備されました。激しい降雨の際にも、地域住民の生命と財産を浸水被害から守ることを目的とした、大規模かつ高度な土木技術が結集されたプロジェクトだったようです。2025年7月 多摩川上流雨水幹線の建設 銘板3説明パネルによると、この雨水幹線は、地下約30メートルという深部に、幅約6メートル、高さ約4メートルにも及ぶ巨大なトンネルとして構築されており、単に雨水を排水するだけでなく、途中に設置されたポンプ施設や放流施設を通じて、効率的かつ安全に多摩川へと雨水を導く役割を担っています。この施設の整備は、地域における浸水被害の軽減に大きく貢献し、住民の安全を守るとともに、健全な水循環の維持にも寄与する、現代の治水技術を象徴する史跡と言えるでしょう。2025年7月 多摩川上流雨水幹線の建設 銘板2このプレートは、地域との連携を通じて実現された「多摩川上流部バイパスの建設事業」の記念碑です。同事業は、日本の下水道技術史上において画期的な意義を持つものとされています。多摩川流域の下水道整備において、日本で初めての「流域下水道雨水幹線」として位置づけられ、当時の土木技術の発展に多大な貢献となったようです。その功績が認められ、本事業は平成15年度(西暦2003年度)に社団法人土木学会(現在の公益社団法人土木学会)より技術賞を授与されています。水道雨水幹線の建設は、単にインフラを整備しただけでなく、都市の治水対策と住民生活の安全確保に寄与した、重要な社会基盤整備事業として、その歴史的価値が称えられています。本プレートは、その偉業を伝えるため、平成16年(西暦2004年)6月に東京都下水道局によって設置されました。2025年7月 多摩川上流雨水幹線の建設 銘板1 ヒノトントンZOO (羽村市動物公園)前に、記念碑は設置されています。この動物公園通りの地下30mに雨水幹線が設置されています。街道沿いの両側には、広い歩道が整備されており、この雨水幹線が治水対策と住民生活の安全確保に寄与した、重要な社会基盤整備事業であったことがわかります。

2025年7月 多摩川上流雨水幹線の建設 銘板4記念碑が設置されている、ヒノトントンZOO (羽村市動物公園)前はこちら↓

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