【青梅市】「紫裾濃鎧」と「繰締緒」、武士の魂、職人の技。伝説の紫の鎧が武蔵嶽神社宝物殿で公開中。

広報はむら 令和7年8月15日号によると、 武蔵御嶽神社宝物殿では、国の重要文化財である鎌倉時代の「紫裾濃鎧」が展示されています。

2025年8月  紫裾濃鎧 広報1

武蔵御嶽神社が所蔵する国指定重要文化財「紫裾濃鎧」は、鎌倉時代の将軍、惟康親王が蒙古撃退を祈願して奉納したと伝えられています。その名の通り、白から濃い紫へと色が変化する「裾濃威」という美しいグラデーションが最大の特徴で、当時の色彩感覚と高度な技術を今に伝える貴重な資料です。さらに、この鎧の胴部分を締める付属の組紐「繰締緒」も必見です。この組紐は、失われた高度な組紐技術「両面亀甲組紐(嶽組)」で作られていましたが、昭和51年(1976年)に組紐職人である道明氏が研究と試作を重ねて復元に成功し、武蔵御嶽神社に奉納されました。

2025年8月  紫裾濃鎧 広報2

「紫裾濃鎧」と「繰締緒」から、当時の武士の生活が見えてきます。彼らは、戦の勝利を神仏に祈る強い信仰心を持っていました。また、高貴な紫や匠の技術を凝らした豪華な「紫裾濃鎧」や、「嶽組」として知られる優れた組紐技術が用いられた「繰締緒」は、武士が美意識と権威を重視していたことを示しています。

2025年8月  紫裾濃鎧

写真はイメージです

「紫裾濃鎧」と「繰締緒」が展示されている 武蔵御嶽神社宝物殿はこちら↓

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