【羽村市】開館40周年記念!羽村市郷土博物館が地元の文豪・中里介山の企画展開催!
羽村市郷土博物館は、開館40周年を迎えたことを記念し、羽村出身の文豪で生誕140年となる中里介山に関する記念展示と記念講演会を開催しています。
中里介山の生涯を、貴重な実物資料や写真を通して辿ります。代表作である長編小説「大菩薩峠」については、直筆原稿や挿絵の原画など、見どころ満載の展示をご覧いただけます。
開館時間: 午前9時から午後5時
休館日: 毎週月曜日(ただし、月曜日が祝日の場合は開館します)
入館料: 無料
この記念展示では、今から140年前にこの羽村で生まれた文豪、中里介山の59年間の生涯を写真や貴重な実物資料とともに辿ります。“未完の大長編小説『大菩薩峠』の著者”として有名な介山ですが、その魅力は尽きません。彼の人生における思想や活動、多くの著作について深く知ることで、新たな一面を発見していただけるでしょう。
「大菩薩峠」は、中里介山作の長編時代小説で、未完のまま絶筆となった世界最大級の大河小説です。幕末を舞台に、虚無にとり憑かれた剣士・机竜之助が、甲州大菩薩峠での事件を発端に、人斬りとして放浪する流転の生涯と、彼を取り巻く人々の複雑な運命を描きます。大衆小説の先駆けとして、後世の剣客小説に大きな影響を与えました。
今回の記念展示では、昭和9年に執筆された長編小説「大菩薩峠」の「恐山の巻」の貴重な原稿をご覧いただけます。このような、日本文学の歴史を今に伝える重要な資料も多数展示されています。
こちらが、中里介山が愛用していた机です。この上で、あの長編小説『大菩薩峠』が執筆されたのでしょうか。当時の介山の創作の様子に、想いを馳せます。
記念展示では、中里介山が愛用した品々も展示し、そこから彼の素顔や人柄を偲ぶことができます。
生誕140年を記念し、中里介山に関する講演会をプリモホールゆとろぎ(羽村市生涯学習センター)にて開催いたします。この講演会では、大長編小説「大菩薩峠」を生み出した、中里介山の”異能”とも言うべき才能の核心に迫ります。「作品は気になるけれど、読むのは大変そう…」と感じている方にも特におすすめの内容ですので、この機会に稀代の作家と彼の代表作の魅力に触れてみませんか。演題は「異能の人・中里介山ー『大菩薩峠』をどう読むか」で、令和7年10月12日(日曜日)の午後2時から午後4時までの開催です。
「生誕140年 中里介山展」が開催される羽村市郷土博物館はこちら↓
「生誕140年 中里介山講演会」が講演されるプリモホールゆとろぎはこちら↓