【瑞穂町】毎年恒例の「万葉集と山野草」パネル展。今年は大伴家持の歌に詠まれた万葉の草花を写真と解説で紹介します。
瑞穂町郷土資料館けやき館では、写真パネル展「万葉集と山野草」を開催しています。会期は2025年4月12日から5月25日までです。休館日を除き、2階展示ギャラリーにてご覧いただけます。

写真提供:瑞穂町郷土資料館けやき館
昨年は源氏物語の雅な歌に触れましたが、今年は原点回帰。「大伴家持が詠んだ草花の世界」をテーマとした展示です。万葉集に輝く家持の歌、そしてその背景にある山野草への深いまなざしを、解説とともに紐解かれています。さらに、写真家・久保田鷹光氏が捉えた、生き生きとした草花の美しい写真も同時に展示されています。古代の歌と現代の写真が織りなす、新たな発見があるかもしれません。

写真提供:瑞穂町郷土資料館けやき館
2階展示ギャラリーは、明るく開放的な広い空間です。山野草の写真パネルと、これにちなんだ万葉和歌がゆったりと展示されていますので、万葉和歌や山野草にご興味のある方は、この展示を見学されてみてはいかがでしょうか。

写真提供:瑞穂町郷土資料館けやき館
この展示パネルは、ウメ(紅梅)の写真と、雪の上に咲く梅の花を詠んだ万葉集の和歌です。和歌には、雪の上に咲く梅の花の美しさ、その香りの高さ、そして愛しい人がいる場所に届けたいという気持ちが込められています。写真と和歌を通して、雪の中で咲く梅の清らかさや、それを愛でる心が表現されています。

写真提供:瑞穂町郷土資料館けやき館
この展示パネルは、春の陽を浴びて咲き誇る濃いピンク色のハナモモの写真と、その美しさを詠んだ大伴家持の万葉集の和歌を紹介しています。和歌では、鮮やかな紅色のハナモモの花の下を美しい娘が歩み出てくる様子が詠まれ、春の喜びと生命力が表現されています。写真と和歌を通して、古くから日本人に愛されてきたハナモモの美しさと、春への感動が伝わる展示です。

写真提供:瑞穂町郷土資料館けやき館
この他にも、多くの山野草とそれにちなんだ大伴家持の万葉集の和歌が紹介されています。写真パネル展「万葉集と山野草」を開催している瑞穂町郷土資料館けやき館はこちら↓