【羽村市】お正月かざり展示中。新しい年の福を呼び込みましょう!
現在、博物館のオリエンテーションホールでは、季節の彩りとして「お正月かざり」を展示しています。 会場には、羽子板や破魔矢、凧といった、おなじみの縁起物がにぎやかに並びます。また、2026年の干支である「午」にちなんだ、かわいらしくも趣のある資料もご覧いただけます。「お正月かざり」は2026年1月18日(日)まで展示しています。

歌舞伎絵の凧
鮮やかな赤色の背景に、力強い眼差しと見得を切るようなポーズをとった歌舞伎役者が描かれています。青い着物や紫の鉢巻など、コントラストの効いた色彩が非常に美しく、展示コーナーでもひときわ目を引く展示物の一つです。凧に張り巡らされた白い糸や、竹の骨組みからは、かつて実際に空高く揚がっていたような伝統工芸としての息吹が感じられます。

羽子板:災いを「はね」のける
女の子の健やかな成長と無病息災を願う飾りです。羽根つきの動作から「厄や災いをはねのける」という意味があります。この羽子板は「押絵羽子板」と呼ばれます。江戸時代に歌舞伎役者の姿を立体的に表現したものが流行し、現代まで受け継がれています。
破魔矢:魔を打ち「破る」
男の子の初正月を祝い、邪気を払う象徴として贈られます。破魔矢とは「魔を破る」という名前の通り、悪いものを追い払い、家族を守るという意味が込められています。もともとは宮中の儀式や、弓矢で的を射てその年の運勢を占った行事が始まりとされています。「破魔弓」とセットで飾られることが多く、力強いお守りとして大切にされてきました。

この展示コーナーでは、2026年の干支である「午」にちなんだ貴重な資料も展示されています。
馬の鈴
この真鍮製の鈴は、かつて馬の体に付けて使われていたものです。 戦前まであきる野市の神明社で行われていた「馬祭」では、羽村や福生からも、鈴や布でおしゃれをした馬たちがたくさん集まりました。歩くたびに鳴る鈴の音は、お祭りをいっそう華やかに盛り上げていたようです。
荷鞍
馬の背中に左右対になるようにのせ、その上に荷物を置いて運ぶための道具です。 馬の体に直接ふれる部分には、ワラをたっぷり詰めたクッションが縫い付けられています。重い荷物を運ぶ馬たちの負担を少しでも減らそうとした、昔の人の優しい工夫が詰まっています。

絵馬
古代の日本では馬は「神さまが乗るもの」と信じられていました。そのため、大切なお願いごとをする時には、生きた馬を神社に贈る(奉納する)習慣があったそうです。やがて時代が進むにつれて、生きた馬を贈る代わりに、土や木で作った馬の模型を贈るようになり、さらにそれが「木の板に描いた馬の絵」へと変わっていきました。これが、私たちがよく知る「絵馬」のはじまりです。今では馬だけでなく、いろいろな動物や模様が描かれるようになりました。

季節の彩りとして「お正月かざり」が展示されている羽村市郷土博物館はこちら↓
取材にご協力いただきありがとうございました。





