【瑞穂町】優しさに包まれる安らぎの空間。永野徹子の「ナガノワールド」を体験しよう。
「永野徹子 あそびの森展」が、瑞穂町郷土資料館 けやき館 2階展示ギャラリーで開催されています。開催期間は2025年7月19日から9月15日までで、開館時間は9:00から17:00です。入場料は無料で、作品の販売は行われていません。夏休み期間中での開催になりますので、ご家族で見学できる内容です。 永野徹子さんは、切り絵やアクリル画など多様な素材を使い、伸びやかな線と豊かな色彩で植物や生き物を描く作家です。この特別展では「あそびの森」と題して、楽しく制作された永野さんの様々な作品が展示されています。
永野徹子さんの切り絵作品「あそびの森」は、緻密な白黒の線で、森で遊ぶ動物や鳥を描いたものです。永野さんの得意な技法を活かし、幻想的で温かみのある自然の世界観を表現しています。この作品は、2018年に「新宿クリエイターズ・フェスタ」で展示されました。
「丸に住むもの」は、円形の構図の中に植物や動物が緻密に描かれており、白黒のコントラストで幻想的な世界観を表現する永野さんの作風をよく示しています。繊細な技法を追求するのではなく、感じたものを楽しく具現化したとも言える作品です。丸く閉じた世界観には、どの様な想いが詰まっているのでしょうか?
「花の香りをたよりに」は、2019年に制作された、 切り絵とコラージュの融合作品です。モノクロ作品とは異なり、鮮やかな花々が特徴で、その香りに誘われるように進む人物や動物たちが生き生きと描かれています。緻密な切り絵の技術に彩色が加わることで、物語性のある豊かな世界観が表現されています。
「あたまから木」は、2025年に制作されたアクリル絵具を使用した作品です。従来の切り絵とは異なり、表現の幅広さを示す代表作の一つです。作品は、人物の頭から直接木が生えている幻想的な世界観が特徴で、鮮やかな黄色を背景に、緑の葉やカラフルな花が描かれています。これは、思考や想像力から豊かな世界が生まれるという、人間の内面的な創造性や生命力を表現しており、自然や生命への敬愛が込められた作品のようです。
こちらの展示コーナーは、今回の「永野徹子 あそびの森展」のために永野さんが制作された最新の作品です。同時に開催されている「村瀬継藏追悼展示会」の怪獣モスラにちなんだ作品も制作・展示されており、永野さんの細やかな心遣いがうかがえます。
永野徹子さんは、切り絵やコラージュを中心に、様々な素材で作品を制作しています。これは、ユニークな人物や動物、植物のモチーフをアクリル絵の具で描いた木製のこけしです。
「永野徹子 あそびの森展」が開催されている瑞穂町郷土資料館けやき館はこちら↓
取材にご協力いただきありがとうございました。