【羽村市】アートで繋ぐ国際支援。故・荻島氏の遺した水墨画が、遠い国の孤児たちの未来を照らす

東京都

羽村駅近くの「Philia Cafe」は、黄色いフレームと青いタイルの幾何学的な外観が目を引く店舗です。巨大な台形を模した独創的なデザインの一方で、店先には豊かな緑や手書き看板が並び、温かな雰囲気を感じさせます。孤児教育支援の拠点でもあり、社会貢献の理念と親しみやすさが共存した外観です。

2026年4月 Philia Cafe 1

店内の壁面には「ウガンダ平和村建設」と記された木の看板が掲げられ、現地の地図や活動内容を記した資料、そして法人設立を証明する証書が整然と並んでいます。活動の様子を伝える写真の数々からは、支援現場の熱量や子どもたちの生き生きとした日常が伝わり、この場所が日本から遠く離れた地へと希望を繋ぐ大切な情報発信の拠点であることを静かに物語っています。

2026年4月 Philia Cafe 4-1

支援を受けている子どもたちのポートレートが、大切に飾られています。一人ひとりの名前が添えられた写真が丁寧にクリップで留められ、そのどれもが誇らしげで、穏やかな笑みを浮かべる彼らの表情は、単なる支援の対象としてではなく、未来を担う一人の人間としての尊厳に満ちており、訪れる人の心に温かな感銘を与えます。

2026年4月 Philia Cafe 4-2

カフェのメニュー表を開くと、可愛らしいイラストと共に、店主のご家族が一つひとつ丁寧に書き上げた手作りの温もりが伝わってきます。ランチメニューは、羽村産のターメリックを使用したドライカレーや、たっぷりの野菜とチーズが入ったベジタブルスープなど、素材の良さを活かしたラインナップが揃っています。どれも優しさが詰まった、素朴で家庭的な味わいが魅力です。

2026年4月 Philia Cafe 2-1

なかでも人気のナポリタンは、どこか懐かしい「昔ながらの味」を大切にしています。まろやかでコクのある奥深い仕上がりになっており、一口食べると心まで解きほぐされるような安心感を与えてくれます。セットにすると、選べるドレッシングの新鮮なサラダやドリンク、デザートまで付いてくるため、ゆったりとしたランチタイムを過ごすのにぴったりです。深い青色の器に美しく盛り付けられたナポリタンを、ストライプ柄のカップに注がれたコーヒーと共にいただけば、日常の忙しさを忘れて穏やかなひとときを楽しむことができます。

2026年4月 Philia Cafe 3-1

取材に訪れた2026年4月11日は、店内で「チャリティー水墨画展」が開催されており、一際心温まる光景が広がっていました。この展示は、数々の賞を受賞された水墨画家・荻島さんのご家族の厚意により実現したもので、貴重な作品の数々がウガンダ支援のために提供されています。
展示パネルには、寄付金が現地でどのように役立てられるのか、その具体的な支援例が詳しく記されています。例えば、一家族の1週間分の食費や、子どもが1ヶ月学校に通い続けるための費用など、一枚の絵を手に取ることが、遠く離れたウガンダの誰かの人生を変える確かな希望へと繋がっていることが分かります。
傍らに添えられた色鮮やかな花々が、荻島さんの想いと支援の輪を象徴するように美しく咲き誇り、カフェを訪れる人々へ静かに、けれど力強く活動への理解と協力を呼びかけていました。美術鑑賞を通じて国際貢献に繋がるこの取り組みは、まさに「Philia(慈愛)」の名を冠したこの場所にふさわしい、優しさに満ちたイベントです。

2026年4月 Philia Cafe 5-1

店内の壁面を飾るのは、水墨画家・荻島さんのご遺族から寄せられた、静謐かつ力強い山水画です。墨の濃淡で描かれた幻想的な風景は、見る者の心を穏やかに落ち着かせてくれます。これらの作品はチャリティーとして展示されており、寄付を通じた支援への返礼として贈呈されています。一枚の絵を手に取ることが、遠いウガンダの子どもたちの教育や生活を支える確かな希望へと繋がり、美しさと慈愛が共鳴する空間を作り出しています。

2026年4月 Philia Cafe 6-1

こちらの展示品も、チャリティー対象の作品です。白く煙るような花々と深い緑の樹木が対照的に描かれた水墨淡彩画で、奥行きのある静かな自然の息吹を感じさせます。左側の掛け軸には、華やかなピンク色の花々が生命力豊かに描かれ、空間に明るい彩りを添えています。一方、右側の掛け軸には清らかな白い牡丹のような花が配され、その傍らを舞う蝶が、静止した画面に繊細な動きと情緒を与えています。いずれも筆致が非常に丁寧で、作者の確かな技量と慈愛に満ちた視点が伝わってくる作品ばかりです。これらの美しい日本画を眺めながら過ごす時間は、フィリアカフェが大切にしている「遠い国への支援」という志に、静かに思いを馳せるきっかけを与えてくれます。

2026年4月 Philia Cafe 6-4

店内の奥へ進むと、さらに多くのチャリティー作品が壁一面を彩っています。中央に置かれた長いテーブルを囲むように、額装された水墨画や趣深い掛け軸がずらりと並び、まるで静かな私設美術館のような趣です。

2026年4月 Philia Cafe 6-3

 ※取材にご協力いただき、ありがとうございました。

Philia Cafe(フィリア・カフェ)
住所
〒205-0014 東京都羽村市羽東1丁目13−26
営業時間
10時30分~16時00分
定休日
日曜日、月曜日
最寄り駅
青梅線羽村駅
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※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

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