【羽村市】市民の芸術が一堂に!「第20回美術・工芸展」第3期絵画展が5月31日まで開催中
プリモホールゆとろぎでは、「第20回羽村市美術・工芸展」が開催されています。全5期にわたる展示のうち、今回の「第3期」では絵画にスポットを当て、日本画、水墨画、水彩画の作品が会場を飾っています。木の温もりを感じる明るく開放的な空間には、白を基調とした壁面に、市民や地元の作家による個性豊かな作品がゆったりと展示され、じっくりと鑑賞できます。日常の喧騒を離れ、心豊かなアートの時間をお過ごしいただける素晴らしい展示となっています。
会期: 令和8年5月26日(火)~ 5月31日(日)
主催: 羽村市文化協会
後援: 羽村市教育委員会

▪️水彩画他(アクアカラー)
左から、
齊藤 千栄子さんの作品「蒼の調べ」
美しい青調の背景に、上品な白い花が美しく映える洗練された作品です。花瓶に生けられた花々の柔らかな質感と、背景の幻想的な色彩のグラデーションが絶妙に調和しており、タイトル通り心地よい音楽が聞こえてきそうな気品が漂っています。
奈良岡 忠さんの作品「井の頭公園」
水面に映り込む木々の深い緑が美しく表現された作品です。静謐な池の佇まいと、整然と並ぶ木々のコントラストが見事で、心地よい木漏れ日や澄んだ空気感まで肌で感じられるような魅力があります。
中村 愛子さんの作品「シャクヤクの花」
鮮やかな黄色の背景に、大輪のピンクのシャクヤクが凛と咲き誇る華やかな作品です。力強く伸びる緑の葉と、今にも開きそうな蕾が生命力に満ちあふれており、見る人の心をパッと明るく元気づけてくれます。

▪️水彩画他(アクアカラー)
左から、
檀野 美智子さんの作品「白川郷」
雪化粧をまとった伝統的な合掌造りの家屋が描かれた、情緒あふれる作品です。白銀の世界の中に佇む力強い建築の美しさが丁寧に描写されており、日本の原風景が持つ温かみと静けさがじんわりと心に染み渡ります。
渡部 清孝さんの作品「大地の詩 Ⅲ」
地平線へと続く広大な緑の大地と、その上に広がる爽やかな青空が印象的な作品です。吸い込まれそうなほど奥行きのある構図と、生き生きとした自然のエネルギーが画面全体から伝わってきます。

▪️水彩画他(アクアカラー)
▪️水墨画(羽村水墨会)
左から、
中 新一さんの作品「春が来た」
掛軸の仕立てが作品をきりっと引き締めている、風情豊かな一幅です。生き生きと描かれた赤いチューリップの上を、黄色い蝶がひらひらと舞う姿がとても微笑ましく、タイトル通り「春の訪れ」の喜びが素朴で優しいタッチから伝わってきます。
松本 二那子さんの作品「藤」
優美に垂れ下がる藤の花房を、繊細な紫の濃淡で表現した美しい作品です。青々とした葉の生き生きとした描写と、しなやかな蔓の曲線が絶妙に調和しており、初夏の爽やかな風が会場を吹き抜けるような心地よさを感じさせます。
永尾 雅子さんの作品「五月の風色」
ピンク色のマットが作品の華やかさをいっそう引き立てている、美しい仕上がりの一枚です。枝いっぱいに咲く鮮やかなツツジの花が色彩豊かに描かれており、画面全体から五月の爽やかな陽気と、自然が織りなす生き生きとした色彩の美しさが溢れ出ています。

▪️水墨画(羽村水墨会)
左から、
宮川 美規子さんの作品「ゴーヤ」
瑞々しく実ったゴーヤと、四方に力強く広がる大きな葉や蔓が印象的な作品です。緑のグラデーションが非常に美しく、葉の重なりによる光と影の表現からは、夏の強い日差しと植物の圧倒的な生命力がリアルに伝わってきます。
本間 昌子さんの作品「梅」
力強く大胆に引かれた墨の幹と、そこに咲き誇る鮮やかな紅梅のコントラストが実に見事な作品です。凛とした冬の空気の中に宿る生命の強さが、伝統的な水墨画の技法によって瑞々しく表現されています。

▪️水墨画(羽村水墨会)
▪️水墨画(羽村墨友会)
左から、
天野 湛美さんの作品「河川」
緩やかに流れる川と、そこに浮かぶ小舟、そして遠くへと続く橋が情緒豊かに描かれた作品です。墨の濃淡を繊細に使い分けることで、水面の穏やかなきらめきや周囲の空気感、どこか懐かしい街並みの奥行きが見事に表現されています。
塩野 育子さんの作品「水芭蕉」
群生する水芭蕉が画面いっぱいに表現された、非常に見応えのある作品です。特徴的な白い仏炎苞と瑞々しい葉のコントラストが、絶妙な墨のグラデーションによって浮かび上がっており、高原の澄んだ水辺の情景が目の前に広がります。
橋本 久美子さんの作品「遥かなる想い」
石造りのアーチや彫刻、異国情緒あふれる樹木がドラマチックに描かれたモノクロームの世界が印象的な作品です。深く力強い墨の表現と、細やかな描き込みによって生み出される重厚な質感が、タイトル通り歴史や遠い地への深い情緒を掻き立てます。

▪️水墨画(羽村墨友会)
左から、
中野 敏子さんの作品「高原の風」
画面の左側に大きく一本の木が配置され、遠くに家並みを望む構図が印象的な作品です。繊細な筆遣いで描かれた枝葉のしなりや、かすれた墨の表現によって、タイトル通り高原を吹き抜ける爽やかな「風」の流れが、目に見えるかのように見事に描き出されています。
鈴木 恵子さんの作品「鯉」
静かな水面を悠然と泳ぐ2匹の鯉と、水面にせり出す松の枝が情緒豊かに表現された作品です。淡い墨の濃淡によって水の深みや広がりが優しく表現されており、濃い墨で力強く描かれた鯉のシルエットが、作品全体をきりっと引き締め、静かな生命力を感じさせます。

▪️水墨画(羽村墨友会)
左から、
斎藤 登志子さんの作品「動物園の人気者」
愛らしいレッサーパンダたちが、思い思いのポーズで過ごす姿が描かれた微笑ましい作品です。墨の柔らかなにじみや濃淡を活かしてフサフサとした毛並みが表現されており、動物たちの愛嬌たっぷりの表情や、コミカルで生き生きとした動きに思わず心が和みます。
川杉 信子さんの作品「ふきのとう」
春の訪れを告げるふきのとうが、画面いっぱいに力強く表現された作品です。濃い墨を大胆に使った葉の重なりと、そこから顔をのぞかせるふきのとうの独特なフォルムが絶妙に調和しており、厳しい寒さを乗り越えて芽吹く植物の強い生命力が伝わってきます。
下田 掌久さんの作品「武家屋敷」
歴史を感じさせる伝統的な武家屋敷の佇まいと、そこへ続く道が情緒豊かに描かれた作品です。瓦屋根や格子、石垣などの細部まで精緻な筆遣いで丁寧に描写されており、奥へと続く構図の奥行きと、モノクロームの世界ならではの静寂で重厚な空気感が見事に表現されています。

▪️水墨画(羽村墨友会)
左から、
平出 恵子さんの作品「山村風景」
幾重にも重なる山々と、その間に広がるのどかな集落が美しく描かれた瑞々しい作品です。遠くの山を優しく包む霧や、手前の木々の深い緑が、絶妙な墨の濃淡とほのかな青の彩色によって情緒豊かに表現されています。画面全体から高原の澄んだ空気や、自然に囲まれた山村の静けさが心地よく伝わってきます。
戸﨑 節子さんの作品「紫陽花」
大輪の紫陽花が画面いっぱいに生き生きと表現された、非常に見応えのある作品です。繊細に描き込まれた小さな花々の集まりと、大胆な筆遣いで表現された瑞々しい葉のコントラストが見事です。墨のグラデーションによって葉の立体感や重なりが浮かび上がっており、梅雨の時期のしっとりとした美しさを感じさせます。

▪️水墨画(羽村墨友会)
▪️日本画(日本画 花筏)
左から、
渡部 清孝さんの作品「水の音」
生い茂る木々の深い緑に包まれた渓流を描いた、非常に爽やかな作品です。苔むした岩肌の間を激しくも清らかに流れる水の表現が見事で、画面からは涼やかな風や、タイトル通り心地よい「水の音」が今にも響いてきそうな臨場感にあふれています。
村松 靜子さんの作品「梅」
優しい朱色のような背景に、凛と咲く白い梅の枝を美しく配置した気品ある作品です。スクエア型のシックな額縁が作品の和の情緒を引き締めており、シンプルながらも計算された構図の中に、早春の澄んだ空気感と、ほのかな梅の香りが漂ってくるような気高さがあります。
網代 登志子さんの作品「好日」
柔らかな色彩で描かれた可憐な花々と、その傍らにそっと佇む小さな鳥がなんとも微笑ましい、心温まる作品です。細部まで丁寧に描写された花びらや小鳥の愛らしい姿が、穏やかで満ち足りた日常のひとときを想起させ、見る人を優しい気持ちにさせてくれます。

▪️日本画(日本画 花筏)
左から、
浦尾 和子さんの作品「おもいで」
クラシカルな黒いドレスをまとった、どこかノスタルジックな可愛いお人形が描かれた作品です。重厚感のある豪華な額縁が作品の世界観をより引き立てており、静かにこちらを見つめるお人形の瞳からは、大切な思い出のひとときや温かな物語が伝わってくるようです。
開発 貴子さんの作品「故宮の紋様」
緻密(ちみつ)で均整のとれた美しい紋様が、深い紫や鮮やかな黄色など格調高い色彩で描かれた、デザイン性の高い作品です。オリエンタルな美しさと洗練された構成が見事で、見る人を歴史ある宮殿の奥深い世界へと誘うような、独特の存在感を放っています。
浦尾 和子さんの作品「桜吹雪」
優美な金色の背景に、美しく咲き誇る桜と、風に舞う花びらが華やかに描かれた作品です。優しく柔らかな色彩で一本一本の桜が丁寧に描写されており、春の麗らかな陽気と、桜が織りなす一瞬の儚(はかな)くも美しい情景が見事に表現されています。
宮澤 吉彦さんの作品「さざんか」
淡く優しい背景に、瑞々しく咲く白いサザンカの花と青々とした葉のコントラストが印象的な作品です。自然な花の佇まいが写実的かつ情緒豊かに描写されており、冬の訪れの中で凛(りん)と佇む植物の美しさと、日本画ならではの洗練された清涼感が画面全体から漂っています。

▪️日本画(日本画 花筏)
展示会場では、作者の渡部清孝様ご本人から、作品の魅力や創作にまつわる貴重なお話を詳しく丁寧に解説していただきました。

▪️日本画(日本画 花筏)渡部清孝さん
※取材にご協力いただき、ありがとうございました。
第20回羽村市美術・工芸展(第3期 絵画:日本画・水墨画・水彩画)が開催されているプリモホールゆとろぎはこちら↓






